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インプラント
インプラントとは?
限りなく天然の歯に近い治療法
インプラント治療インプラントは歯がなくなった部分の顎の骨に人工の歯根(インプラント)を埋め込んで土台をつくり、その上に人工の歯を被せる治療法です。天然歯と同じように顎の骨に固定されるので、自分の歯のように噛むことができます。
少し誤解されるような言い方ですが、私は決して治療技術が高いとは思っていません。ですから、よく勉強会や講習会に参加し、技術研鑽は怠らないようにしています。時には海外まで足を運ぶこともしばしばです。
また治療技術の訓練も欠かしません。たとえば生たまごの薄皮を破らないように殻だけとる訓練。実はこれ、インプラント治療に関わる手術で非常に重要となる技術です。こうした訓練を行いながら、常にクオリティの高い治療を提供できるように努めています。
このページでは当院のインプラント治療についてご紹介します。
インプラントはこんな方にオススメ
- 自分の歯と同じように噛みたい方
- 入れ歯やブリッジが合わない方
- ブリッジで両隣の健康な歯を削りたくない方
インプラントのメリット・デメリット
抜いた、または、抜けてしまった歯を元の状態に戻すには、「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つの治療方法があります。
なかでも、私たちがおオススメするのは「インプラント」治療です。インプラントは顎の骨にチタン製の人工の歯根を埋め込み、それを土台にして人工の歯を装着する治療方法です。
隣の歯を削らないので、ほかの歯に負担がかかりません。見た目の美しさ、機能的にも優れた最新の治療法です。
インプラントのメリット
- 自然で見た目が美しい。
- ブリッジにするために残った歯を削ったり、入れ歯の土台にする必要がない。
- 発音がシッカリできるので会話がスムーズになる。
インプラントのデメリット
- 外科手術が必要となる。
- 入れ歯・ブリッジに比べて比較的治療期間が長い。
- インプラント周囲炎の可能性があるためメンテナンスが必要。
- 糖尿病などの全身疾患がある方は治療できないケースも。
当院の特徴
インプラントのエキスパート:数多くの症例数
- 約20年前からインプラント治療に携わる
- 最新のインプラント技術を常に学び続ける
私がインプラント治療を始めたのは約25年前(1990年頃)。数多くの経験があるインプラントのエキスパートです。また最近でも定期的にインプラントのセミナーに参加。時には海外の学会にも参加し、常に最新のインプラント技術を学び続けています。
実際、私の患者さんでも64歳でインプラントを入れ、約20年経った今でも、問題なく機能している方もいらっしゃいます。「一生噛めるインプラントを提供すること」これこそが、当院の揺るぎのない強い使命です。
当院院長:牧政利のインプラント治療歴
1990年 | 虎ノ門で1年半、田町で6年歯科医院に勤務 インプラントに関する各種セミナーに参加 インプラント治療を始める |
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2000年 | 新潟の榎本紘昭先生のに師事しインプラント100時間セミナーに参加 |
2002年 | 福岡の山道信之先生の講演会に参加 京セラの第1回インプラントマスターコースの第1期生に参加 |
2003年~2005年 | 福岡の山道信之先生を師事し、インプラント治療の見学及び助手を勤める 同時に福岡の船越英二先生を師事し、歯周病ベーシックからマスターのコースを受講し研鑽を積む |
2005年 | 京セラの関係でアメリカミシガン大学へトレーニングへ。 模型実習ではなくフレッシュキャドバン(死後2週間以内の献体を用いた実験)による歯周病手術、及びインプラント高度手術実習を行う |
2008年 | 再びミシガン大学へ アジア人初の教授であるホワ・レイ・ワン教授にサイナスリフトを学ぶ 生卵の薄皮を破らないように殻だけ取る練習を100回以上続ける →薄皮を上顎洞の膜と仮定しての練習 |
2008年 | ピエゾ(超音波切削機)を治療に導入 ソケットリフト、サイナスリフトへ応用を学ぶ |
2009年 | 韓国テグでインプラント治療の第一人者ソン・ドング・セオク先生の手術を見学 |
2011年 | 現在インプラント治療歴は18年 過去症例数約500症例以上 |
術後10年保証:万が一の時も安心。
- 治療後も安心の10年保証
- ただし定期的なメインテナンスを受けていることが条件です
私が行うインプラント治療では、10年保証を行っています。食べ物に石が入っていたなどの不慮の事故、被せ物が破損した際でも、10年間は無償でつくり直させていただきます。
ただし、ご自分の歯も定期的なメインテナンスは必要です。インプラントも同様ですので、半月に一度のチェックメインテナンスはできるだけいらしてください。
年2回のメインテナンスをかかさずいらしてくださった患者さんの中には、約20年が過ぎたあとも未だ悪くなる兆候なしに何でも食べられている方もいらっしゃいます。治療だけではなく、治療したあとのサポートこそが、本当の安心できるインプラント治療だと信じています。
「超音波」のチカラで安心な治療を
- 骨の中や周囲の血管を傷つけることなく、安全・迅速なインプラント手術
口の中にはたくさんの神経や血管が集中しており、軟組織と硬組織が近接しています。そのため、歯科・口腔外科の手術では、少しでも手術方法を誤ってしまうと、大切な神経や血管を傷つけてしまうリスクがあります。そのため、当院では超音波を発する機械【ピエゾサージェリー】を使った、外科手術を行っています。
【ピエゾサージェリー】とは、超音波を利用して骨を切削するための機械です。この機械の特徴は、歯ぐきや神経・血管などに対しては切削できないことにあります。
つまり、ドリルを使った治療と違い、骨の中や周囲の血管を傷つけることなく、安全・迅速にインプラント手術を行うことができます。また、骨へのダメージも少ないため治癒も早まるのです。
より確実でより安全なインプラント手術のために。当院では世界でも最先端の最新機器を導入しています。
あなたに合ったインプラントをチョイス
- 4種類のインプラントの中からあなたに合ったものを選ぶ
当然ですが、人間の顎は形状や長さ、幅がお一人ひとり異なります。そのため、インプラントも患者さんの顎の質や形に合わせてベストなものを選ぶ必要があります。当院では患者さんにピッタリのインプラント治療を行うため、数多くの種類のインプラントを取り揃えています。
スプラインインプラント(HA)
当院では主にスプラインインプラント(HA)を使用しています。インプラントの表面に使われている材料はハイドロキシアパタイト(HA)で、顎の中で積極的に骨と結合する働きがあります。
インプラントとアバットメントの接合様式はスプラインとよばれる独自の構造をしており、アバットメントの回転抑止やスクリューの弛み防止効果に優れています。
カムログインプラント
フィクスチャーの内面に3ヶ所のくぼみがあり、アバットメントの外面には3ヶ所のふくらみが付けられています。それぞれが密着することでフィクスチャーとアバットメントが一体化し、インプラントの弛みを防止します。
ザイブインプラント
2004年2月、ドイツのフリアデント社から発売された最新のインプラントです。新開発のインプラントの表面材質「セルプラス」は従来の半分の期間で、より強く骨に接合します。
POIインプラント
日本メディカルマテリアル(JMM)社(神戸製鋼と京セラの合弁会社)が日本人向けに開発したインプラントシステムです。HAコーティングという表面性状技術を採用、骨の少ない場所や骨造成に優れています。
他院で断られた方もご相談ください
- 骨を増やす手術も行っている
インプラントを埋め込みたい骨の部分に十分な厚みや高さがなければ、インプラント治療を行うことはできません。ですが、「顎の骨が少ないので、インプラント治療は難しいですね」と他院で断られた人でも、インプラント治療を受けられる方法があります。
たとえば、その治療法のひとつが上顎洞底拳上術(サイナスリフト)とよばれるもの。上顎の骨の上部にある空洞に自分自身の骨や骨補填材などを移植して骨を増やすことにより、インプラント治療がうけることができるようになります。
他院でインプラント治療を断られた方も、ぜひ一度、当院にご相談ください。
骨を増やす手術の種類
サイナスリフト
上顎の骨が少ない場合におこなう手術です。上顎の奥歯の上方には「上顎洞」(サイナス)という空洞があります。この空洞に補填材(骨と同様の組成で最終的に自家骨に置き換わっていくもの)を填入することで、骨をつくっていきます。
ソケットリフト(オステオトーム)
サイナスリフトと同じく、上顎の骨が少ない場合におこなう手術です。ソケットリフトは、4mm以上の骨の厚みがある場合に行われます。骨の厚みがそれ以下の場合は、サイナスリフトを行う場合が多いです。
GBR
骨が不足している箇所に、特殊な膜を覆うことで骨を作るスペースを確保します。その中に、骨のもとになるもの素材を詰めていき、骨の再生を促してきます。
インプラント治療の流れ
患者さんのお口の状態を把握するために、事前にレントゲン撮影を行います。これによって治療内容の説明がスムーズになります。
カウンセリング
インプラント治療で最も大事なのは医師を含めたスタッフと患者さんとの信頼関係です。レントゲン写真を見ながらインプラント治療(治療方法・治療期間・費用など)についてご説明します。
治療内容に関するご質問があればどんなことでもご相談ください。「こんなことを聞いていいのだろうか?」という遠慮は無用です。「ほかの治療方法も考えたい」と思われる場合もあるでしょう。疑問や不安があれば、何でも医師にお話ください。
口腔内の診査とカウンセリング
インプラント診断に必要な検査を行います。お口の中の状態を詳しく調べるために、口腔内診査、歯肉の検査、レントゲン写真撮影、口腔内写真撮影、歯型取り(歯列模型作製)CT撮影などを行います。
歯周病治療・歯のクリーニング
必要な場合はインプラント埋入前にクリーニングや歯周病治療を行います。「早く治療したい」と思われる気持ちはわかりますが、お口の衛生状態がよくないままでインプラントを埋入しても、しっかり噛めない、噛み合せが悪い、脱落してしまうなどのトラブルを起こす原因になります。
一次手術
インプラント埋入手術
抜歯のときと、ほぼ同じくらいの麻酔を注射してインプラント体を埋入します。約30分程度の手術で終わります。骨量が足りない場合はソケットリフト、サイナスリフト、GBRでインプラント埋入を可能にします。
抜糸
2~3週間後に抜糸します。
一次手術後、インプラントと骨が結合するまで、上顎の場合約3か月、下顎の場合 約2~3か月間待ちます。
二次手術
支台装置(アバットメント)装着・印象採得(型どり)
歯肉が治癒したらキャップをとりはずし、アバットメントと呼ばれる支台装置を取り付けます。
次に上部構造(人工歯・クラウン)の型をとります。インプラントの本数が多い場合は、精密な型どり用の装置をつくるために予備の型をとる場合があります。
上部構造の装着
上部構造(人工歯・クラウン)を装着します。これでインプラント治療が終了となります。